みなさんは「大日如来」という仏様はご存じですか?
まるで忍者のような印を結んでおり、主に真言宗の本尊として祀られています。また太陽を司る仏様と言われているのですが、その意味やご利益とはどういったものがあるのでしょうか。
本記事では、そんな「大日如来」について解説していきたいと思います。
【投稿者のプロフィール】
👇以下の記事では、大日如来が描かれた「十三仏掛軸」について解説しています。
大日如来(だいにちにょらい)について
大日如来の「大日」とは「大いなる日輪」という意味があり、太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏様です。
密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指していると言われています。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。
密教における大日如来とは?
密教とはおよそ1300年前にインドで生まれた仏教の一つで、その最高の位にいる仏様が大日如来と言われています。日本には平安時代に中国で密教を勉強してきた「空海(くうかい)」と「最澄(さいちょう)」という人物によって伝えられました。
密教の教えでは、大日如来は宇宙そのものであり、阿弥陀如来や薬師如来をはじめとする他の仏様も大日如来が変身した姿とされています。そのため大日如来がいなければ、ほかの仏様も存在できないと言われています。
密教の教えでは、仏様だけでなくすべての生き物も大日如来から生まれたとされています。
大日如来のご利益は?
すべての始まりとされる「大日如来」には、真言を108回唱えることで「あらゆる願いを叶えることができる」というご利益があります。
また、「あらゆる邪魔や障害を取り除いてくれるご利益」があるとされており、正者だけでなく死者に対しても大日如来はご利益を与えてくれる存在です。
他には未・申年生まれの守り本尊でもあります。
★守り本尊一覧
子(ねずみ)年:千手観音(せんじゅかんのん)
丑(うし)・虎(とら)年:虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
卯(う)年:文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
辰(たつ)・巳(み)年:普賢菩薩(ふげんぼさつ)
午(うま)年:勢至菩薩(せいしぼさつ)
未(ひつじ)・申(さる)年:大日如来(だいにちにょらい)
酉(とり)年:不動明王(ふどうみょう)
戌(いぬ)・亥(い)年:阿弥陀如来(あみだにょらい)
大日如来像の容姿について
如来と付く仏様は本来、出家後のお釈迦様をモデルとしているため装飾品は身に付けていません。
しかし、大日如来だけは別格で豪華な装飾品や宝冠を付けており、螺髪(らほつ)ではなく、髪を結い上げているのが特徴です。
大日如来の印の形について
大日如来は「金剛界」「胎蔵界」の姿でそれぞれ印の形が違います。
金剛界の大日如来は、左手の人差し指を立て、その人差し指を右手で包みこむ智拳印の印相をしています。
胎蔵界の大日如来は、腹の前で両手の全指を伸ばして組み合わせる定印です。
大日如来に関連した商品をご紹介
【商品名】
クリスタル掛軸台ティアラ 大日如来
【商品概要】
クリスタルガラスの透明感、輝きがお仏壇を格調高い見栄えを演出します。
台座部分に施したレーザー彫りの蓮花が優しさ華やかさを添えて、とても綺麗です。
クリスタル内に、ご本尊掛軸が入っていて美しく豪華
置き軸なので、置くだけ簡単設置。クリスタルガラスなので、汚れたらご本尊を取り出して洗うことも可能
(内部は、よく乾かしてください。拭き上げる時は柔らかい布を使用してください)
【サイズ】
幅88mm×高206mm×奥29mm
楽天市場で購入する ¥16,800税込
Amazonで購入する ¥16,800税込
楽天市場での商品レビューはこちら
【商品名】
十二支 ストラップ付きミニ守り本尊
【商品概要】
守り本尊は生まれ年の干支に合わせて身につけると御加護があるといわれています。合仏は蓋を開けると刻印された本尊の名前と一つ一つ彫刻された守護本尊が現れます。
毎日身につけて持ち運べるように小さくなっており、ストラップタイプでスマートフォンやおサイフなどいつでも身に付けて持ち歩けます。
【材質】
薄香茶木檀
【サイズ】
幅約1.5cm×高約2.8mm×厚さ約1cm
(ストラップ含まず)
楽天市場で購入する ¥1,660税込
Amazonで購入する ¥1,660税込
楽天市場での商品レビューはこちら
【商品名】
仏像高級上彫り 真言宗大日如来
檜丸台火炎光背2.0寸
【商品概要】
すっきりとした光背、シンプルな丸台、後部カッティング済みタイプ、家具調仏壇に大変合うデザイン。
【材質】
総檜
【サイズ】
幅9.3cm×奥8.5cm×高19.5cm
楽天市場で購入する ¥13,600税込
Amazonで購入する ¥13,600税込
楽天市場での商品レビューはこちら
2.5寸はこちら
大日如来について【まとめ】
本日は真言宗の本尊などで有名な「大日如来」についてご紹介させていただきました。
「王冠を付けていたり」「印の組み方が独特だったり」と、他の仏様とは違う部分が多いので覚えやすいのではないでしょうか。また、壮大な宇宙や太陽を司っている点もとてもロマンを感じるのは私だけでしょうか…
もし、「真言宗で仏壇もあるけど大日如来は置いてない」という方がおりましたら、ぜひお祀りしてみてください。
それでは、本記事は以上となります。最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
コメント