新しい供養の形~海洋散骨について~【自然葬と呼ばれる供養スタイル・散骨について解説】

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説

散骨とは・・
「最期は海や山などの自然に還りたい」
「お墓は持ちたくない・必要ない」
と望む人たちから注目されている葬送のスタイルです。

本日は散骨の中でも代表的な、海に遺灰を撒く「海洋葬(海洋散骨)」についてご紹介したいと思います。
これから散骨をお考えの方がおりましたら、本記事が少しでも参考になればうれしいです。

自己紹介 画像

投稿者のプロフィール

名前:Aki
年齢:40代
出身:東京都
仕事:仏壇店勤務(勤続15年ほど)
趣味:似顔絵書き
好きな物:きりん、梨
当ブログ「凛Rin堂」管理人。
二児の父親です

トップページ  問い合わせ

👇以下の記事では、お墓の引越し「改葬」について解説しております。

スポンサーリンク

散骨とは?【散骨が選ばれている理由について】

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 散骨が選ばれている理由

「散骨(さんこつ)」とは、故人の遺骨を海や山などに撒く、お墓を必要としない葬送および供養のスタイルです。遺骨を自然に還すことから「自然葬(しぜんそう)」とも呼ばれています。

墓地を買い墓石を用意する費用などを抑えることができるため、近年では人気の埋葬方法になりつつあります。

散骨が選ばれる理由は?

散骨を行うのは、ご遺族の意向による場合もありますが、故人が生前に遺骨を自然に還したいと希望されていることが多いようです。

散骨を希望されるのには、以下のような理由があります。

自然に還りたいとの思いから

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 散骨が選ばれている理由 自然に還りたいとの思いから

故人様が生前に海や山に関係する職業に就いていたり、趣味があったりする場合は、その場所に散骨してほしいと希望されるケースがあります。

また、職業や趣味に関係しなくても大切な人との思い出や故郷の場所という理由で選ばれる方も多いようです。

将来家族に金銭的な負担をかけたくないから

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 散骨が選ばれている理由 将来家族に金銭的な負担をかけたくないから

「将来残された家族・子どもたちに負担をかけたくない」という思いから、散骨を希望される方もいらっしゃいます。

お墓を購入するのにもお金がかかり、墓地にあるだけで維持費がかかります。また、遠方であれば、定期的にお墓の様子を見にくる交通費などが必要になるでしょう。

そういった親族にかかる負担を気にして、散骨を希望される方も少なくありません。

Aki
Aki

散骨は本人がそれでいいと思っていても、ご親族の考えは違う場合もあります。生前にお身内の方としっかり話し合っておきましょう。

無縁墓になる心配がない

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 散骨が選ばれている理由 無縁墓になる心配がない

お墓があっても後継者がいなかったりすると、将来管理する人がいない無縁墓になってしまう可能性が高いです。

それらを防ぐための方法として、散骨は効果的だと考えられています。

Aki
Aki

無縁墓を防ぐ方法としては、親族の代わりに霊園や寺院が永代に渡ってお墓を管理してくれる永代供養もおすすめです。

海洋散骨について

海洋散骨とは、海にご遺骨を撒く方法で、散骨の中では最も一般的な方法です。思い出の海に撒いて欲しいという方も多く、日本だけでなくハワイなど海外でも行われています。

ただし、海に撒くといっても海水浴場など人の多いところではできませんし、漁業関係者に迷惑をかけるような撒き方をしてはいけません。

海洋散骨は専門の業者に依頼するのがおすすめ

海への散骨は、ご自身で行うことも可能ではありますが、
「地域の条例で禁止されている場所がある」
「周囲や環境への配慮を行わなくてはならない」
「マナーに沿って行わなければトラブルの原因となる」
「遺骨を必ず粉骨にしなくてはならない」

などの理由から、個人での散骨は難しいでしょう。

散骨される方の多くは、専門の業者に依頼して船をチャーターし、迷惑のかからない沖合で行うのが一般的です。

海洋散骨にはどういったプランがあるの?

専門業者に依頼すると「船上から沖合でお遺骨を撒く」ことに変わりないですが、そこに至るまでには様々なプランがあり、かかる費用も大きく変わってきます。

以下では、海洋散骨の代表的なプランを3つご紹介致します。

代行委託散骨

散骨業者に御遺骨を預けて、ご家族の代わりに散骨を委託する方法です。「代行散骨」「散骨代行」「委託散骨」など、業者によっては名称がやや異なる場合があります。

「遠方で散骨の参加が困難」
「船に乗るのが苦手」
などの理由がある方は、こちらのプランを選ばれるようです。

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 海洋散骨にはどういったプランがあるのか 代行委託散骨

また、粉骨込みで5万円前後の業者が多く、費用を抑えられるというメリットもあります。

江戸の吉田 おこつ供養舎
¥25,300 (2024/06/10 00:05時点 | 楽天市場調べ)

合同乗船散骨

複数のご遺族様が同じ船に同乗して行うのが「合同乗船散骨」です。数組のご家族やグループの方が一緒に乗船し、船上にて乗り合いで散骨を行ないます。

乗り合いであってもGPSで同一海域は避けて、それぞれのグループで散骨するので被ることはありません。

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 海洋散骨にはどういったプランがあるのか 合同乗船散骨

★合同乗船散骨はこのような方におすすめです。
・海洋散骨に参加できるご遺族様の人数が少ない
・代行で散骨を済ませてしまうのは寂しいと感じている
・自分の手で直接お見送りをしたいけどできるだけ費用を抑えたい

貸切乗船散骨

一組のご家族で船を貸し切って行うのが「貸切乗船散骨」です。船上にてお一人様から、家族のみ・親族のみなど、お身内のみで故人様をお見送りいただけます。

またセレモニー形式にするなど、ご要望にあわせて組み換えができるプランも用意されていることが多く、世界でひとつだけの海洋散骨を計画できます。

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? 海洋散骨にはどういったプランがあるのか 貸切乗船散骨

海洋散骨について【まとめ】

凛Rin堂 新しい供養の形 海洋散骨について 自然葬と呼ばれる供養スタイル 散骨について解説 散骨とは? まとめ

本記事では、「海洋散骨について」「海洋散骨のプラン」について解説させていただきました。

海洋散骨は、費用やお墓の管理といった負担を軽減させ、故人を自然に還すことができる新たな供養の方法として注目を集めています。ただ、新しい供養がゆえに伝統や格式を重んじる方には、散骨が受け入れられないこともあります。

散骨を検討されている方がおりましたら、親族としっかり話し合い、適切な方法で海洋散骨を行って故人を供養するようにしましょう。

本日は以上となります。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

👇以下の記事では、「分骨について」解説しております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました