智慧の光で人々を迷いや苦しみから救う仏様「勢至菩薩」
勢至菩薩は午年の守り本尊でもあるのですが、その意味やご利益についてはあまり知られていません。
そこで本記事では、「勢至菩薩」とはどういった仏様なのか解説していきたいと思います。
【投稿者のプロフィール】
👇以下の記事では勢至菩薩も描かれている「十三仏掛軸」について解説しています。
勢至菩薩(せいしぼさつ)について
勢至菩薩は、「大勢至菩薩」と呼ばれることもあり、「智慧の光ですべてのものを照らし人々を迷いや苦しみから救う」仏様です。また、力が強く足を踏み下ろすと大地が揺れるという怪力の持ち主でもあります。この「智慧の光」とは物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味しています。
阿弥陀如来の右脇侍として観音菩薩と共に三尊で祀られることが多く、単独で祀られることはほとんどありません。観音菩薩は阿弥陀仏の慈悲を、勢至菩薩は知恵を表していると言われています。また、午年生まれの人の守り本尊でもあります。
勢至菩薩のご利益は?
智慧明瞭、家内安全、除災招福のご利益があるとされています。午年の人々を守る守護本尊であり、午年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるともいわれています。
★守り本尊一覧
子(ねずみ)年:千手観音(せんじゅかんのん)
丑(うし)・虎(とら)年:虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
卯(う)年:文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
辰(たつ)・巳(み)年:普賢菩薩(ふげんぼさつ)
午(うま)年:勢至菩薩(せいしぼさつ)
未(ひつじ)・申(さる)年:大日如来(だいにちにょらい)
酉(とり)年:不動明王(ふどうみょう)
戌(いぬ)・亥(い)年:阿弥陀如来(あみだにょらい)
勢至菩薩の知恵の光とは?
勢至菩薩の知恵の光は、地獄道や餓鬼道へ人々が落ちないように「すべてを照らして救ってくれる」といわれています。
また勢至菩薩の知恵は、文殊菩薩の釈迦の知恵、虚空蔵菩薩の記憶の知恵とは異なり、人を救う強さの知恵を表しています。
勢至菩薩像の特徴は?
勢至菩薩像は、瓔珞(ようらく)という首飾り、手首には腕釧(わんせん)というブレスレットをつけています。
また、上腕部には臂釧(ひせん)という腕輪を装着し、条帛(じょうはく)というたすきのようなものを肩から掛け上に薄い天衣を羽織っている姿が一般的です。
両手は「手を合わせている」か「水が入っている水瓶(すいびょう)を持っている姿が一般的です。
勢至菩薩像を見分ける一番の方法は、その頭に乗せた水瓶(すいびょう)を確認することです。
これは出家者が持たなければならない18種の持ち物のひとつとされていて、一説には「本尊を供養するための水」「甘露の宝水を貯えている」とも言われています。
勢至菩薩に関連した商品のご紹介
【商品名】
極小仏像(小)午歳の守り本尊 勢至菩薩
【商品概要】
午(うま)歳の守り本尊 勢至菩薩
智慧をあらわす菩薩です。智慧の光で一切を照らし、人々を苦難と迷いから救います。
お財布や小袋に入れて持ち運んだり、コレクションとして身近に色々な仏様を集めてみてはいかがですか?
仏教に少し詳しくなるかも。忙しい日常の中にあっても、ふとした時に、あなたを安らぎの世界に引き上げてくれます。
【材質】
黄銅製
【サイズ】
高さ32mm
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【商品名】
手のひらサイズ ミニチュア ミニ 勢至菩薩立像
【商品概要】
午(うま)年生まれのお守り本尊。趣きあるインテリアとして、また心のよりどころとして、日々の暮らしの中でお楽しみ頂けるサイズとなります。
勢至菩薩は、阿弥陀如来の右脇侍として、左脇侍の観音菩薩と三尊で並んで登場する、智慧をあらわす菩薩様です。 姿かたちは、観世音様とよく似ていますが、冠の上に水瓶を乗せているのが特徴で、水瓶には「知恵の水」が入っています
【材質】
真鍮製
【サイズ】
高さ約52×幅20×厚さ14mm
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【商品名】
仏像 勢至菩薩 15cm(金メッキ/24金)
【商品概要】
十二支の守護本尊(純金メッキ仕上げ) 約15cm 省スペースでも安置のしやすいコンパクトサイズ。
午(うま)年生まれのお守り本尊 こちらは金属製の国産鋳造仏です。趣きあるインテリアとして、また心のよりどころとして、日々の暮らしの中でお楽しみ頂けるサイズとなります
【仏師】
牧田秀雲 原型
【材質】
合金製 純金メッキ仕上げ
【サイズ】
高さ15.0×幅6.5×奥行6.5cm (身丈7.1cm)
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勢至菩薩について【まとめ】
本日は知恵を司るとされる「勢至菩薩」についてご紹介させていただきました。
怪力の持ち主というのは、「意外だった」と感じる方も多いのではないでしょうか。仏像や絵からは想像がつかないですよね
本記事は以上となります。最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
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